日々のこと - No.4

人生の意味を問う(2)

2019年6月16日発行

病気や事故、自然災害などで親しい人を亡くした時、深い悲しみや無常観を感じ、気力も落ち込みます。どのような原因であろうとも、あらゆるものからやがては離れることになるのは、自然の摂理からすると当然のことが起きているだけです。冷静に次のやるべきことを、淡々と理性的に行動に移すべきですと言うと、世の中では人情も、哀れみもない冷た人だと思われます。
しかし、仏教では、自分が何者か、どのような性格で、どんな行動を起こすか見極めていないと、感情に流され、いざという時に冷静な対処はできないと教えています。真理を知って行動に移せるには、心が理解して納得するための時間が必要です。転ばぬ先の杖を準備することが大切です。関連する内容は「生きるとな何か」(62)(2016年11月)に述べています。

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