生きるとは何か

本を出版しました

生きるとは何か - No.23-2 2023年2月1日発行

人生70歳を過ぎた頃に、せっせと働き生きてきたことを振り返り、「生きることは何か」ともう一度立ち止まり、確認することも必要なことであると考え、考察した結果を小文にまとめ始めました。今、80歳を過ぎて過去からの時間を考えてみると、瞬時の出来事のように思われます。なぜ「あっという間」と感じるかは、この先の残された時間が少な […]

人生には忍耐が大切

生きるとは何か - No.23-1 2023年1月1日発行

忍耐が大切であるということに気づかされた出来事がありました。親や子供の死に直面したときに心は大きく動揺し苦しみが生じます。特に、重い病で苦しんで長い病棟生活を余儀なくされている子供たちを見ると切ない感情が湧いてきます。両親にしてみればその苦しみは耐え難いものが有ると思います。先日、僧堂の修行では衣食住が守られているので […]

縁につながる人生

生きるとは何か - No.22-12 2022年12月1日発行

 人と人との出合いは、見えない縁の働きでつながることの不思議さです。二年前に小さな冊子を作成しましたが、多くの方々の協力を頂いたお陰です。その経緯を辿って人生の物語りを綴りたいと思います。 その冊子は「日本を救ったブッダの言葉」(サンガ、2020年9月1日)と題した鎌倉大仏殿高徳院にある「ジャヤワルダナ前スリランカ大統 […]

木を見て森を見ず

生きるとは何か - No.22-11 2022年12月1日発行

この言葉は調べて見ると、西洋のことわざの翻訳とのことです。一本一本の木に注意を奪われると森全体が見えないことで、物事の一部や細部に捕らわれて全体を見失うことの意味の喩えとして用いられています。私たちは個人として、自分の意識の範囲の中で生活しています。森の中の一本一本の木に喩えることができます。人間の生き方と共通すること […]

生きるとは死と表裏一体

生きるとは何か - No.22-10 2022年10月1日発行

最近は人生百年時代などと言われるほどに医療が進んで長寿者が増えたことは喜ばしいことです。しかし、生きている限り必ずどこかで死に遭遇すことになります。例えば末期癌になって余寿命は3か月と告げられたらどうしますか。 誰でも自分のこととなると死にたくないという強い気持ちになります。私の妹が70歳前半でなくなりました。若い頃か […]

誰もが心の拠り所を求めている

生きるとは何か - No.22-9 2022年9月1日発行

衝撃的事件で何が見えたか 安倍元首相が銃弾に倒れる衝撃的な出来事がありました。犯人は母親が宗教教団(統一教会)に多額の金銭を貢ぎ、家庭が崩壊した怨みを安倍元首相に向けたと報道されています。新興宗教に関しては昔から騒ぎがあり、至近な例として、若い頃に近所に住む創価学会の信者にしつこく誘われた経験がありました。誘いには乗る […]

私の意識は予め脳が作っていた

生きるとは何か - No.22-8 2022年8月1日発行

私たちは眼、耳、鼻、舌、身、意から外界の情報を取り込み、脳で認識して意識を作り出しています。仏教では人間を五つの塊に分け、それは色、受, 想、行、識の五蘊(うん)で成り立っているとしています。色は身体、受、想、行、識は精神的・心理的要素です。この五蘊の蘊とは漢字では薪のことで、五つの束でなく、それが燃えているところの五 […]

なぜ私が死ぬのか

生きるとは何か - No.22-7 2022年7月1日発行

数年前に妹が末期癌で入院した時に、どのような言葉をかけたらよいか考えましたが、 死が身近に迫っている人に対して、仏教で知った僅かな言葉をかけても、全く役に立たないことを知り、無力感が残りました。有名ながんセンターに入院しましたが、だんだんとやせ細り、2か月後には亡くなりました。病室で過去の色々な出来事を話し、その場の慰 […]

生きていることの不思議

生きるとは何か - No.22-6 2022年6月発行

私達は何処から来て何処に行くのでしょうか。知らぬまに、母親から生まれ成長して今ここにいて、当たり前のように日々の生活をしています。「私」や「あなた」という存在が、現在何事もなくこの場所で、活動していることを不思議に思うことはほとんどないと思います。広大な宇宙に漂う地球という環境の中で、命ある生物として動植物に囲まれて生 […]

人生で大切なことー「生きている今に感謝」

生きるとは何か - No.22-5 2022年5月1日発行

苦しみに満ちた世界 仏教では、人生は苦であると説かれています。最近の世界を見れば、新型コロナウイルスの世界的な蔓延により日常生活は様変わりを強いられています。また、ロシアの武力進攻によりウクライナの人々は死の恐怖と破壊された故郷を離れる苦しみに直面しています。遠く離れていても、情報通信の発達した現代では、リアルタイムで […]