世界中の人々の目の前で、繰り広げられているロシアによるウクライナへの武力侵攻はいつ終わるとも目途が立っていない。その間に、多くの女性や子供が、住み慣れた家を追われ、亡命を余儀なくされている。戦火で民家や公共施設や病院なども破壊されて、犠牲者は日増しに増えていく状況を見るにつけて、戦争をする人間の愚かさを感じます。 一人 […]
自然を畏敬する心(神道について)
生きるとは何か - No.22-3 2022年3月1日発行季節の節目には、子供の成長を願い、ひな祭りや端午の節句、七夕や山車を引き神輿を担ぐ夏祭りなどの諸行事はすべて神社が役割を担っています。日本の文化的な行事の精神的な支柱は神道で、よろずの神々を敬う心は日本人の基底に流れていると思われます。 神田明神について考える 私事ですが、神田明神の直ぐ前にある東方学院の講義に出席する […]
誰にも先祖はいる(4)古墳から蘇る渡来人
生きるとは何か - No.22-2 2022年2月1日発行自分の先祖について考え始めた時、古墳時代の埴輪について書かれた田中英道氏の本「発見! ユダヤ人埴輪の謎を解く」を読んで非常に興味をそそられました。古墳時代といえば遠い昔の話として全く関心がなかった私ですが、磁石に引き寄せられるように、千葉県芝山古墳を訪れ、そこで紛れもないユダヤ人埴輪を目にしました。この人物埴輪との出会 […]
誰にも先祖はいる(3)
生きるとは何か - No.22-1 2022年1月1日発行私たちは今を生きています。過去は過ぎ去ったことであり、知らなくても生活に困ることはないと言えます。しかし、今の私の身体や心は、過去の行動により蓄積された経験が「今の私」を作っていることも事実です。両親から生を受けて、成長する間にどのような環境で過ごしたかで人格は作られます。小中学校での学び、高校、大学での教育、社会での […]
誰にも先祖はいる(2)
生きるとは何か - No.21-12 2021年12月1日発行今、ここに居る私は、遠い先祖から命がつながれています。途切れることなく、多くの先祖の遺伝子が混じり合いながら、科学技術の発達した現代の私にも引き継がれていて、私の性格の一面を形成していると考えると、不思議な思いが湧いてきます。 NHK番組のファミリーヒストリーで取り上げられる有名人は、徹底的な調査で10世代くらい前まで […]
誰にも先祖はいる
生きるとは何か - No.21-11 2021年11月1日発行何をあたり前なことを言っているのだ。少しボケてきたのかと思われるかもしれませんが、先祖のこと真剣に考えたことはありますか。今、現在に生きている私たちには両親がいて、またその両親がいると何代か前のご先祖様までは辿れます。私などは祖父母までは何とか記憶していますが、その先となると正確には思いだせません。 普段の生活では、仏 […]
人生に長短はあるのか
生きるとは何か - No.21-10 2021年10月1日発行新型コロナウイルスによるパンデミックで、世界中の経済活動が停止状態になり、人々に恐怖と混乱を引き起こしているこのような大災害が起こることを誰が予測できたでしょうか。将来、何が起こるか確信を持って言えることは、生きている限り、「老・病・死」が避けられないことです。不安と希望に満ちた若さは、瞬く間に過ぎて、家族のため、社会 […]
人生のモットー
生きるとは何か - No.21-9 2021年9月1日発行ある質問 定年後に仏教の勉強を始めている方から、仏教では死後をどのように考えているのですかと質問を受けました。死後に不安を感じているようですので、私はそれに対して、生きている間は死を経験することはできないし、死後は私としての意識がなくなるので、心配することは何もないと答えました。 死後のことをあれこれ考え心配する人がい […]
人生は出会いの連続
生きるとは何か - No.21-8 2021年8月1日発行意欲を持つと行動につながる 自分の人生がどのように築かれてきたのか、考えると不思議な思いがします。コロナ禍の今、家にいる時間が増えてゆっくりと過去を振り返ってみると、そこには多くの出合いがあり、その出会いによって、行き先が見えてくるような感じがします。ある人との出会いによって人生の方向が決まってくることがあると思いませ […]
身体は自然だ
生きるとは何か - No.21-7 2021年7月1日発行コロナ禍の中で、オリンピックを開催することに反対する人と賛成する人とに大きく意見が分かれています。反対する人は、街の人流が増えれば、感染リスクが上がり、急速な感染拡大が起きることを心配しています。一方、オリンピック関係者や政府は国際的な関係の中で、今更中止はできない状況に追い込まれています。どちらの側に立つにしても、そ […]