人生悠然

ブッダの言葉は「慈悲のこころ」

生きるとは何か - No.20-10 2020.10.3発行

私は、仏教の勉強をして断片的には多くの知識を蓄積しましたが、単なる知識としてあるだけでは日常の行動への影響は少ないと感じています。ブッダの教えの根本は何か、雑然と記憶されている説法の中から掴むのは難しいことです。ある場面に遭遇して、それに適した必要な言葉が、心に沁み込んでいないと行動に結び付くことはありません。 ブッダ […]

再度問うー人間の特性!

生きるとは何か - No.20-9 2020.9.1発行

最近の国際政治状況を見ると、超大国間の自国優先のゴリ押し外交により世界の平和は著しく損なわれています。ここでは具体例を挙げませんが、譲り合いなどと言う心の働きは少しも感じられません。超大国と言っても、所詮はトップに立つリーダーの人格で決まってきます。しかし、そのリーダーを決めるのも、私たち一人一人の心の働きです。 歴史 […]

「いのち」の意味を考える

生きるとは何か - No.20-8 2020年8月1日発行

新型コロナウイルスによる脅威 一旦収束しかけたかに見えたウイルス感染者が、緊急事態宣言が解除され、外出自粛から解放されたのを機に、人々が街に繰り出し、若者を中心に急増しています。世界に目を転じるとアメリカやブラジルでは日に何万人もの感染者が増え、死者の遺体を病院では捌ききれず冷凍車が横付けになり列をなしている光景も放映 […]

もう一人の自分探しの旅

生きるとは何か - No.20-7 2020年7月1日発行

「私とは何ですか」と問うのは青臭い話のように思われるかもしれません。多くの人が、昔から繰り返し問いつづけている疑問です。しかし、自分とは何かと考えても、途中で諦めてしまっているのではないでしょうか。私などは、自分についての疑問が出てきたのはやっと50歳頃でした。何かを決めるにしても、いつも自分の都合が割り込んできて、公 […]

何を恐れていますか

生きるとは何か - No.20-6 2020年5月29日発行

  恐ろしいのは死の予感 目に見えない極微のウイルスによって、いとも簡単に人間の経済や政治、さらには日常の生活まで大混乱に陥っています。堅牢で立派に見える高層ビル群や網の目のような飛行航路、更には地上の高速鉄道や軽快な高速道路網を備えた近代的な国家があっけなく麻痺状態になってしまいました。これら眼に見える構造物や交通網 […]

役に立つ生き方

生きるとは何か - No.20-5 2020年5月1日発行

私達は、目の前の出来ごとに気を取られ、人生はまだまだ先があると思って生活しています。立ち止まって今の自分を振り返ることはほとんどないと思います。しかし、定年間際の社会人ならば明日の仕事の心配や将来の年金生活への不安と期待に意識は向かいます。人生のどの時期を生きているかで人それぞれ思いは異なります。私のような後期高齢者に […]

見えない敵との戦い

生きるとは何か - No.20-4 2020年4月1日発行

昨年12月末から新型コロナウイルスの感染症が中国で蔓延し始めたとのニュースを他人ごととして聞いていました。2月に入ると中国は爆発的感染拡大で地方都市の閉鎖、3月にはヨーロッパに飛び火し、イタリアでは局地的に急激な感染拡大(オーバーシュート)が発生し、医療崩壊したとも言われています。世界中に蔓延しWHOはパンデミック宣言 […]

日本を救ったブッダの言葉

生きるとは何か - No.20-3 2020年2月29日発行

1945年8月15日に日本は無条件降伏をしました。 毎年、この日はTVや新聞で終戦記念日として報道され、長い悲惨な戦争が終わったと安堵した日であると記憶しています。しかし、国際的には終戦処理として敗戦国にたいする賠償や責任の追及が始まった日でもあります。その大きな節目が1951年9月6日に開催されたサンフランシスコ講和 […]

真理はまわり道しないと分からない

生きるとは何か - No.20-2 2020年2月10日発行

般若心経のこと やるべき仕事や究めるべき研究をしている時は、それに没頭し充実感を感じています。しかし、第一線を離れ、シニア世代になると自由な時間が増えるに従い、不満足な、物足りない心になります。そのような時に、人生をふり返り仏教でも勉強してみようかと思い、名前が知られている般若心経の注釈や解説した本を買い求めますが、途 […]

権力者の落ちる罠ー人格失格

生きるとは何か - No.20-1 2020年1月1日発行

2019年の年末になって秋元国会議員が逮捕された。彼はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業法案を成立の中心人物でした。容疑は日本参入を目指していた中国企業からの収賄容疑であった。3年前にIR整備推進法が成立するとすぐに中国企業が日本法人を設立して、接触を図り、積極的なアプローチをしていたようです。 権力を持った途 […]